釣り(つり)とは、釣り竿、釣り糸、釣り針などの道具を使って、魚介類などの生物を採捕すること。魚釣り(さかなつり)、フィッシング(fishing)とも呼ばれています。生業としての釣りは食料を獲得する一手段として古くから行われています。日本では、石器時代の遺跡からも骨角器の釣針が見つかっています。釣りは、江戸時代ごろから趣味としても行われるようになりました。パリオリンピックでは釣りが競技種目の一つとして採用され、釣果が競われました。
釣り(つり)とは、釣り竿、釣り糸、釣り針などの道具を使って、魚介類などの生物を採捕すること。魚釣り(さかなつり)、フィッシング(fishing)とも呼ばれています。生業としての釣りは食料を獲得する一手段として古くから行われています。日本では、石器時代の遺跡からも骨角器の釣針が見つかっています。釣りは、江戸時代ごろから趣味としても行われるようになりました。パリオリンピックでは釣りが競技種目の一つとして採用され、釣果が競われました。
娯楽、趣味、スポーツといった娯楽性の釣りを【遊漁】といいます。英語圏ではスポーツフィッシング(Sport fishing) と称されています。これとは対照的に生業としての漁、産業・商業としての漁のことをコマーシャルフィッシング (Commercial fishing) といいます。遊漁を行う人のことを遊漁者と呼びます。一般に、乱獲の防止や漁場保全のために漁網の使用などが制限されているため、遊漁者が行える漁法は、ほとんど釣り漁に限られています。
このように魚釣りを娯楽・趣味とする歴史が江戸期以来続いていることから、今日においても「釣り」という言葉を遊漁の意味で用いることが多いようですが、バスフィッシングブームで世間の耳目を集めたように、好事家の趣味であった遊漁としての釣りも、現在では一大産業となっています。釣具メーカーはトッププロと提携し、マスコミを通しての商品のPRにつとめています。
疑似餌とは、魚を釣る際に、本来魚が食べない物を餌として用いるもの。針の部分も含めて呼ぶことが多いですが、一部のルアーやソフトルアーなど、針が付いていない状態で販売されている物もあります。疑似餌には魚が自然の中で食べている昆虫や小魚などに似せて、「マッチ・ザ・ベイト」や「マッチ・ザ・ハッチ」の考えで作られたものと、自然界には存在しない形状や光や音のアピールで魚の関心を引くものがあります。木製又は合成樹脂製の魚の形又は対象となる餌となる生物をデフォルメして模した疑似餌。本来肉食の対象魚用の疑似餌だが、まれに草食魚が反射的に釣れる事もあるようです。
疑似餌の大きさ、用途によってフックと呼ばれる針が1~4本ほど疑似餌の下部又は側部に装備されています。また、餌木やスッテと呼ばれる日本のイカ釣り用の疑似餌には、傘状でかえしの無い特殊な針が付けられています。なお、フライなどの毛針には、そのまま針に毛が巻き付いています。疑似餌が捕食対象ならば対象魚の口に、攻撃対象なら口又はスレ掛かりとして体のどこかにフックが掛かるしくみとなっています。
大きさは様々で、ピーナッツ~ワインボトル以上の大きさまで多種多様、色や模様のパターンも非常に多岐にわたっています。タイプも様々で、リップという板状のものを抵抗にして沈むタイプ、水面に浮くタイプ・沈むタイプ・水中で静止するタイプ等があり、ルアーのトップウォータープラグやリップの付いたルアーは基本的に浮き(フローティングタイプ)、ジグやスプーン、スピナーと呼ばれる金属製のルアーや餌木は基本的に沈み(シンキングタイプ)、一部のリップ付きルアーは水中で静止ないし極ゆっくり浮くか沈むかします(サスペンドタイプ)。
アピールの仕方についても、プラグ自身の動きによってアピールするタイプ・水の抵抗を利用して振動するタイプ・水面に泡をたて、はじける音でアピールするタイプ・面塗装により様々な色を反射させるタイプ・表音源となる金属球又はそれに準じた音を発生するものをプラグ内に内蔵しているもの・複合タイプなどがあり、また魚の動きに非常に近づけたものもあります。
釣り竿は、釣りに用いられる弾力性に富む細長い棒状の道具のこと。
竿は一般に手元から先端に向かって少しずつ細くなるように作ってあり、構造・材質・用途などによって分類されます。細くなった先端部より釣り糸が伸び、魚が掛かると強い引っ張りを受けるため、柔軟性に加え相応の引っ張り強度を持つのが一般的です。運搬や収納に便利なように、何本かの竿を継いで使用する継ぎ竿があります。継ぎ竿では複数の部品で構成され、組み立てます。これを手軽に伸び縮みさせることができるようにしたのが、振り出し竿です。振り出し竿では中空になった竿の中に細い部品が仕込まれており、これを引っ張り出す事により組み立てます。リールを取り付けることができる釣り竿には、道糸を通すためのガイドが数個付いています。ガイドの代わりに釣り竿の内部に道糸を通すことができる中通し竿など様々に工夫された竿が存在するほか、目的に特化した竿も様々に存在します。
釣り竿の材質は、ガラス繊維強化プラスチック(グラスファイバー)や炭素繊維強化プラスチック(カーボン)などが主流になっています。グローブライド社では竿先にチタン合金を使っている機種もあるようです。趣味のスポーツフィッシングでは、竿の良し悪しが釣果に関わるとあって、高価な特殊素材をつかった竿も少なくありません。高性能素材では折れ曲がり強度や引っ張り強度が高かったり、またはより軽く・より長くといった工夫が見られます。
和竿の紀州竿では、先端部を真竹、中間部を高野竹、根元を矢竹と竹の弾性や強度に合わせて使い分けて一本の竿を製作しています。庄内竿では、一本の竹そのものを使い延竿として製作します。これらは単純に竹を適当な長さに切って繋ぎ合せただけではなく、接合部が糸や漆で補強されたりといった工芸品で、その設計は現代の釣り竿にも継承されています。
リールとは、釣り竿に取り付けて釣り糸を巻き取る道具のことです。現在でも使われているリールの中で最も古いのはフライリールなどの片軸受けタイプと呼ばれる物。主流とされるリールを大きく分けると、左記の片軸受けリール、主に船釣りやブラックバス釣りに使われる巻き上げ力が強い両軸受けリール、主に投げ釣りに使われるスピニングリールです。
片軸受けリール
片軸受けタイプのものです。華奢なリールで、魚を巻き上げる事はあまり得意としていません。作りも他の種類のリールに比べ極めてシンプルで、ハンドルとスプールが一体となっています。フライフィッシングに用いるリールはこの片軸受けリールが多く、太いフライラインを収納することを念頭に作られフライリールと呼ばれます。防波堤の根魚を探り釣るヘチ釣りにも、軽量であることから竿を含めた釣り道具全体の操作性が上がるため、片軸受けリールが用いられます。
両軸受けリール
ベイトキャスティングリール、ベイトリールとも呼ばれます。主に船釣りや一部の磯釣り、ブラックバスを中心としたルアー釣りに使われています。糸が出ていく方向が巻き取りの面と平行であるため、巻き上げ力が強く、糸ヨレもほとんど起こりません。投げ目的で使う場合、キャスト時に後述のバックラッシュのトラブルが起こりやすく、使いこなすにはブレーキの調整、サミングなど、多少の慣れが必要です。
バックラッシュとは?
スプールはキャストの瞬間から、放出される糸に引かれて勢いよく回転し出し、慣性により回り続けます。一方、糸の出る速度は、錘やルアーが空気抵抗や着水により失速するのにつれて、遅くなっていきます。スプールの回転速度が、糸が出て行く速さを越えてしまったときに、スプールに巻いてある糸がスプール内で緩み絡まってしまいます。これがバックラッシュです。